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飽き性の子どもに習い事を続けさせるには

飽きてしまう原因

習い事に通うと新しい友達ができたり、あるいは新しい技術やスキルを身につけることができたりとさまざまなメリットがあるものです。
ところが、子供の中には飽き性で、どんな習い事を始めてもあまり長続きしないことがあります。
親御さんがすすめた習い事はもちろんのこと、子供が自分から「行きたい」といった習い事でも2〜3ヶ月通うとすぐに飽きてしまう場合には、子供が「なぜ飽きやすいのか」について考えてみる必要があります。

飽きるというのは言い方を変えてみれば「刺激に慣れてしまった」ということで、子供だけではなくて大人にも見受けられる状況です。
新しい習い事を始めると、刺激を受けて「面白い」「楽しい」と感じるものです。
ところが、習い事を続けていくうちに脳が刺激に慣れてしまい、「つまらない」「退屈だ」と思い始めるようになります。
こうなると、また新しい別の習い事を始めてみたいと思うようになるわけです。

習い事を続ける工夫

次々と新しい習い事に手を出していても技術やスキルは身につきませんので、子供が習い事を転々と変えたがるようであれば、習い事を長く続ける工夫をすることが必要になってきます。
子供は大人よりも集中力の持続する時間が短いので、習い事を長く続けさせるためには動機づけを行わなければなりません。

動機付けには外発的動機付けと内発的動機付けの二つがあります。
外発的動機付けというのは「教室に通い続けたらご褒美をあげる」「教室に行かないと叱る」といったもので、親御さんなどが子供を教室に通わせるために強制的な方法を取るというものです。
これに対して内発的な動機づけというのは子供自身が「上手になりたい」「教室に通っていると楽しい」と思える要素で、外発的動機づけよりも長続きする傾向があります。

やる気をなくしてしまう行動とは

習い事の中には子供がやる気をなくしてしまう原因が潜んでいることもありますので、教室を選ぶ際には注意しなければなりません。
まず、たくさんの習い事に通わせるのも問題です。
連日のように習い事に通わなければならないとなると、それだけで子供は疲れてしまうものです。
子供が教室に行きたがらない時は、習い事の数を減らしてみる、あるいは1ヶ月ぐらいお休みしてみるといった工夫も必要でしょう。

また、せっかく習い事をしていても親から褒めてもらえないと子供がやる気をなくしてしまうことがあります。
ですから、どんな些細なことでも褒めてあげるような習慣をつけることも重要です。
それ以外にも、無理してレベルの高い教室に通わせたり、競争心を煽ったりするような言動も親御さんは控えた方がいいでしょう。
レベルが高すぎる教室に通わせてしまうと、子供は習い事を楽しむことができず、逆にストレスになってしまいます。