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音楽を聴かせる環境を

オーディオ

こんにちは、マリコです。

子育てを考える時、クラシック音楽を子どもに聴かせると頭がよくなる・賢くなるという話題を耳にした方は多いかと思います。実際のところ、その話は本当なのでしょうか。

教育熱心なご両親やお腹の中に赤ちゃんのいるご家族に向けて、今回はクラシック音楽と脳の関係をできる限り丁寧に解説していきます。是非参考にしてください。

アルファ波と脳の関係とは

「クラシック音楽を聴けば頭がよくなる」そんな夢のような話が一時期話題になりました。
結論からいえば、「クラシック音楽を聴く=頭がよくなる」ではありません。確かに作業の効率をアップさせる目的で、オフィスに音楽を流している企業は多くあります。

けれども、細かくいうとクラシック音楽が賢い頭を作っているわけではありません。

クラシック音楽と脳の関係性を理解するために、まず「アルファ波:α波」の説明からはじめたいと思います。

アルファ波とは、脳内の波を意味します。脳内には以下5種類の脳波が流れています。

  • ガンマ波:γ波(30ヘルツ以上)
  • ベータ波:β波(30~14ヘルツ)
  • アルファ波:α波(13~8ヘルツ)
  • シータ波:θ波7~4(ヘルツ)
  • デルタ波:δ波(3.5ヘルツ以下)

このうち、アルファ波は落ち着いた状態の時に計測されています。5種類の周波数のうち最も中立的な脳波です。バランスのとれた状態は脳内でアルファ波がでている状態ともいえます。アルファ波にはヒーリング効果もあるため、心理療法にも応用されています。

クラシック音楽は、アルファ波の出やすい曲がいくつもあります。勉強や仕事中に聴くことで、気持ちを落ち着かせ、雑念をシャットアウト。集中力をアップさせる働きがあります。

また鳥のさえずりや川のせせらぎ、海辺に押し寄せる波の音のように、自然界の音はアルファ波が出やすいといわれています。

アップテンポの曲もおすすめ

学習効率や作業効率を向上させるなら、アルファ波の出やすいクラシック音楽だけではなく、アップテンポの曲もおすすめです。アップテンポの曲はリズムが速く、気持ちも高まる(ノリノリになる)からです。

気分のよい状態と落ち込んだ状態とでは、明らかに楽しい気持ちで臨んだほうが、作業も捗りやすいですよね。

アップテンポの曲には、たとえば「星条旗」(クラシック)「気分上々↑↑」(mihimaru GT:J-POP)ゲームやアニメの作業用BGMなどがあります。

学校の課題に集中したい、業務の効率化を図りたいという時は、リズムの速い曲もおすすめです。