絶対音感とは
音感という言葉がありますが、音の高さと低さを認識することを音感といいます。
その中でも絶対音感と呼ばれるものがあるのですが、絶対音感とは音を聞いた時にどの音なのかというのが即座に分かるという能力のことを指します。
例えば、絶対音感の人はピアノでドの音を出した時にそれがどの音であることが即座にわかってしまいます。
絶対音感レベルになると、ピアノの鍵盤88個の全ての音を言い当てることができますし、ピアノの音だけではなく日常の生活音もどの音なのか分かることができるというようにかなりレベルの高い能力なんです。
絶対音感はいつ身に付く?
絶対音感を持っている人は20万人に1人と言われているほどで誰でも持っている能力ではありません。
しかしそんな能力であっても、身に付きやすい時期にトレーニングを行うことで絶対音感は身に付くと言われています。
人の聴覚は基本的に8歳には完成すると言われており、完成した後のトレーニングは適していません。
耳に関する能力を身に着けるのに最も適した時期は4歳から5歳と言われており、絶対音感を身につけさせたい場合は4歳から5歳にはトレーニングを開始するのがおすすめです。
また1度絶対音感が身に付いたとしても維持する努力をしなければ失われてしまう可能性もあるので、その点については覚えておくことも大切です。
絶対音感を身に着けるメリット
絶対音感がすごい能力ではることは確かですが、絶対音感を身に着けることはメリットがあります。
絶対音感というのは脳の発育に良い影響を与えると言われており、絶対音感がある子供というのはない子供と比べてIQが10ポイント以上高いという結果が出ています。
それを裏付けるように、絶対音感がある人の左側頭平面は右と比べると2倍くらいの大きさに発達しているということも分かっているため絶対音感を身に着けることは脳を成長させることにつながっていきます。
音を当てるという以外にも脳の発達は重要な影響を与えていくので音とは関係のない面でもメリットを感じられるシーンが出てくるでしょう。
トレーニングができる習い事は
絶対音感を身に着けるためには、音と触れ合うことが重要です。
絶対音感を身に着けるために適していると言われている習い事はピアノです。
ピアノは音をダイレクトに感じることができる習い事なので、ピアノを習うことによって自然に絶対音感を身に着けていくことが出来る可能性もあります。
また、絶対音感を身に着けるための専門のトレーニングなどもありますが、音楽教室でもそういったトレーニングを受けることが出来る場所もあるので、専門のとレーニングを受けたい場合音楽教室に通うのも1つの手段です。