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子どものための陶芸教室 – 習うこと、メリット・デメリット、選び方

子どもの習い事といえば、水泳やピアノ、英会話などが定番ですが、最近注目を集めているのが「陶芸」です。
土をこねて形を作る楽しさに加え、作品を生活の中で活用できる点も魅力。
親子で一緒に通うことができる教室も多く、家族の時間を充実させる習い事としても人気があります。

今回は、子ども向けの陶芸教室ではどのようなことを学べるのか、陶芸を習うメリット・デメリット、教室選びのポイントについて詳しく紹介していきます。

陶芸教室ではどんなことを学べる?

陶芸というと、大人の趣味というイメージがあるかもしれませんが、子ども向けの教室も多く、自由な発想で作品づくりを楽しむことができます。

基本的な作陶技法

陶芸教室では、まず基本的な作陶技法を学びます。

  • 手びねり:手を使って粘土を成形する方法。小さな子どもでも気軽に挑戦可能。
  • 紐づくり:粘土で細長い紐を作り、それを積み重ねて形を作る方法。花瓶や器づくりに適している。
  • たたらづくり:板状にした粘土を切ったり曲げたりして形を作る技法。四角いお皿やランプシェードなどに応用できる。
  • 電動ろくろ:回転する粘土を手で成形する技法。ある程度の力加減が必要なため、小学生以上が対象となることが多い。

制作の流れ

陶芸作品は、一度作ったらすぐに完成するものではなく、以下の工程を経て出来上がります。

  1. 成形:粘土を使って形を作る
  2. 乾燥:1~2週間ほどかけてゆっくりと乾燥させる
  3. 素焼き:低温で焼き、作品を丈夫にする
  4. 絵付け・釉薬:色を付けたり、表面をコーティングする
  5. 本焼き:高温で焼成し、作品を完成させる

このように、完成までに1~2ヶ月ほどかかるため、じっくりと取り組む姿勢が身につくのも特徴です。

陶芸教室に通うメリット

陶芸を習うことで、子どもにはさまざまな良い影響があります。

1. 想像力・創造力が育つ

粘土を使って自由に形を作る陶芸は、子どもの発想力を育てるのに最適。
「どんなお皿がいいかな?」「動物の形にしてみようかな?」と考えることで、創造力が鍛えられます。

2. 手先の器用さが向上

粘土をこねたり、細かい模様を彫ったりすることで、指先の細やかな動きを習得。
手先の器用さが求められる習い事は、脳の発達にも良い影響を与えるとされています。

3. 集中力が身につく

作品作りには、時間をかけて丁寧に作業を進める必要があります。
細かい作業に夢中になって取り組むことで、自然と集中力が身につきます。

4. 自分だけの作品ができる達成感

完成した作品を実際に使えるのも陶芸の魅力。
自分で作ったお茶碗でご飯を食べたり、おじいちゃんおばあちゃんにプレゼントしたりすることで、大きな達成感を得られます。

陶芸教室に通うデメリット

もちろん、陶芸には注意点もあります。

1. 作品完成まで時間がかかる

陶芸は、作ってすぐに持ち帰れるわけではなく、焼成の工程があるため完成までに数週間から数ヶ月かかります。
子どもによっては、「すぐに持ち帰りたい!」と待ちきれなくなることも。

2. 費用がかかる

陶芸教室は、月謝のほかに材料費や焼成費が必要になるため、他の習い事と比べてやや費用がかかることがあります。
特に、大きな作品を作る場合は、追加料金が発生することも。

3. 汚れやすい

土を扱うため、手や服が汚れるのは避けられません。
エプロンや汚れてもいい服装で通う必要があります。

陶芸教室の選び方

陶芸教室を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしておくと良いでしょう。

1. 子ども向けクラスがあるか

陶芸教室によっては、大人向けのクラスしかないところもあるため、子ども向けクラスがあるか確認しましょう。
親子で一緒に参加できる教室もおすすめです。

2. 体験レッスンがあるか

まずは1日体験レッスンに参加してみるのが安心。
教室の雰囲気や先生との相性を確かめることができます。

3. 費用・焼成費をチェック

月謝のほかに、材料費や焼成費がどれくらいかかるのか確認しておきましょう。
特に、作品のサイズによって費用が変わることがあるので注意が必要です。

わが家の陶芸体験 – 親子で楽しむ時間

実は、私も子どもと一緒に陶芸体験をしたことがあります。
最初は「難しそう…」と不安そうだった娘も、粘土を触り始めるとすっかり夢中に。
形を作るのに苦戦しながらも、「パパにプレゼントするコップ!」と意気込んで作り上げた作品が完成したときは、本人もとても嬉しそうでした。

1ヶ月後、焼き上がったコップが届いたときの喜びはひとしお。
「これでジュース飲む!」と大事そうに使っている姿を見て、「陶芸を習い事にするのもいいかも」と本気で考えたほどです。

まとめ

陶芸教室は、子どもが自由に創造力を発揮できる習い事のひとつ。
手先の器用さや集中力を養えるだけでなく、自分だけの作品を作る達成感も得られます。

費用や完成までの時間などのデメリットもありますが、親子で一緒に楽しめる機会にもなるため、興味があれば一度体験レッスンに参加してみるのがおすすめです。

「何か新しい習い事を始めたい」と考えているなら、陶芸を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?